MKC:ジェット・モグラ

MKCといえば、ジェット・モグラです。
と、言い切っていいものやら....。
「MKC最大のヒット商品」とKさんが言っていたこともあるので、言い切っちゃお(笑)
私が最初に手にしたMKC製品もこのジェット・モグラです。
元々はアメリカの自作系サイトで公開されていたUgly Face(サイト閉鎖??)が原型で、フリーケンシーを足元でコントロールしやすいようにツマミを巨大化したのもをiiotoshiteruzeさんが公開し、ジェット・モグラと名付けられました。
そして、さらにフリーケンシーのコントロールをやりやすいようにとワウ・ペダルに組み込んだり、外付けのコントロールペダルを接続できるようにしたのがMKC製ジェット・モグラです。
ちなみにネットで公開されているものを、さもオリジナルのように売っている某Tパーツでは元々の名前である「アグリフェイス」として販売しています。
どんなエフェクターか簡単に言ってしまうと「発信ファズ+オートワウ」ですが、セッティング次第では光線銃のような音やテルミンのような音、はたまた30代半ば以上の人には懐かしいインベーダーゲームのミサイル発射音が出るという、当たり障りのない音を出しているバンドではとうてい使い道のないエフェクターです。しかし、一度ハマってしまうとセッティングを考えたりして3日は眠れなくなるという、そんな可能性とソツだらけのイカしたエフェクターです。
Kさんの了承がないのでバンド名は言えませんが、某バンドのレコーディングにもキーボードの代わりとして使われており、そのバンドのライヴのS.E.としてオープニングでグィングィン鳴っているそうです。
完全オーダーメードでの製作で、私がオーダーしたものはMXRと同じくらいの筐体の本体と、フリーケンシーをコントロールするためにジェットモグラ専用に調整し、本体と繋ぐシールド部分をジャック仕様に改造したRolandのエクスプレッションペダルEV-5でワンセットとなっています。エクスプレッションペダルを本体に接続すると、本体のフリーケンシーコントロールはオフになり、外すとUgly Faceとして使用できます。また、筐体が小さいため基板やジャックなどがギリギリに配置されているので、電源はアダプター専用となっています。

ミュージシャンで作曲家のWさん所有のものは、ワウの筐体を使用し、スイッチひとつでフリーケンシーをペダルで操作するかコントロールの設定かを選択出来ます。ちなみにワウの筐体は、Wさんが持ち込んだウィザードワウ(!)のものです。
Wさん所有のジェット・モグラ(撮影:Wさん)

Wさんの参加されているバンド「Lira」のオフィシャルサイト
いろいろなサイトにサンプルサウンドが出ていますが、どれも使うひとにとっての「気持ちの良いセッティング」になっているため、あまりアテにはなりません。それこそ使うひとによって千差万別で、私は発信音にコーラスとかけてロキシー・ミュージックの頃のイーノのようなノイズ出しに使っていますが、Kさんは自分用のものにはトレモロを組み込んでバッツバツに音を切るという凶悪マシーンにしているようです。
残念なことに現在はKさんの納得いくパーツが入手困難になったため、依頼主自らパーツを集めてオーダーする以外では、オーダー不可という状況になっています。