大河ダンエレロマン「ダンエレクトロと私」

気の利いたことを書こうと思いましたが、思いっきりハズしそうなので取り敢えず目次です....。
その1 出会い
その2 再会
その3 スノッブ
その4 鼻ポッキン
その5 ハマる
その6 懐疑
その7 爆音
その8 買い漁り
その9 私好みに
その10 落胆
その11 プロフィール
その12 感染
その13 初めの一歩
その14 新たなる野望

その14 新たなる野望

MILKSHAKEのカスタマイズで、私は新たなる野望を抱きました。
ダンエレクトロなMM4計画です。
TUNA MELT(トレモロ)、PEPPERONI(フェイザー)、MILKSHAKE(コーラス)、HASH BROWNS(フランジャー)をMM4よりもひとまわりくらい小さい筐体にノックダウンしてもらい、内部配線やポッドにジャックなどをおごりまくるというおバカな計画です。
どう考えても工賃のほうが高くつきますし、素直にMM4を買ったほうがいい気もします。
しかし、ダンエレクトロのエフェクターに魅了されている私にはそんなことは関係ありません。
ただ、この計画自体をKさんにはまだ話してはいませんし、各エフェクターをもう一台ずつ買おうと思っているので、いつ計画が現実になるかは判りません。
また、私が思っているような形で出来上がるかどうか、ノックダウンの際に技術的に無理なこともあるかもしれません。
今のところどう転ぶか判らないのですが、そう遠くない未来で出来上がったものをお見せできればと思います。

その13 初めの一歩

Kさんが急ぎの仕事で忙しかったり、私のダンエレ熱の感染以外で倒れたりと、感性までに約1ヶ月かかりましたが、手元に新たなる姿となったMILKSHAKEが届きました。
もう見た目からして別物です。
ワクワクしながら早速音を出してみると、音のエグさはそのままに今まであと一歩足りなかったキラキラ感が出ています。
音は満足と言う以外思い付きません。
私は確信しました。
いけるぞ!
このカスタマイズがこの先にあるさらにおバカな計画に向けての初めの一歩となるのです。

その12 感染

Kさんからのメールにはこのように書いてありました。
音出ししました。
凄く良い!
ベロベロな音からディメンジョン風の音までこれ一台で出せます。
欲しいので早速入手します!!

Kさんの興奮した鼻息が伝わってくるような文面に目を疑いました。
どうやらKさんにもダンエレクトロ熱が感染したようです。

その11 プロフィール

私が我が目を疑ったKさんからのメールの内容を書く前にKさんについて説明しておこうと思います。
Kさんは、ヴィンテージエフェクターのレストアやツアー用のクローン製作、エフェクターのオーダーからモディファイまでを手掛ける個人工房の方で、その耳と腕は某レコーディングスタジオのメンテナンスを一手に引き受けるくらい信用されています。
対面販売以外は行っておらず、現在は一見さんお断り状態で今までの顧客との関係を大切にしている方です。
また、顧客も有名無名関係なく国内外プロの方々しかおらず、そこになぜかアマチュアの私が横入りのようにいるという状況です。
そんなちょっと前なら別世界の存在のようなKさんに無謀にもダンエレクトロのエフェクターをカスタマイズしてもらうために送りつけたのです。

その10 落胆

Kさん宅に届いてすぐにメールが入りました。
話によると、どうもエフェクターを設計した人の回路とは思えないつくりらしく、それはそれでとても興味深いとのことでしたが、チップ抵抗、チップコンデンサーなのでカスタマイズは無理という内容です。
ガッカリです。
この程度のことでガッカリしていては先に進みません。
Kさんに筐体の入れ替えとジャックとポッドの交換、それに内部配線をおごってくれと、カスタマイズ以外の依頼の続行をお願いしました。
また、メールには「安物らしい設計と作り」という冷ややかな感想も書いてありましたが、Kさんからの次のメールの内容に我が目を疑うのです。

その9 私好みに

その計画とは、私のエフェクターを作ってくださっている個人工房のKさんに頼んで、MILKSHAKEをカスタマイズしてもらうことです。
カスタマイズの注文は、筐体、ポッド、ジャック、配線の交換とトーンコントロールとエフェクト音とダイレクト音のバランスコントロールの追加。
どう考えても割に合わないバカな計画ですが、本気です。
そして、もう一台のMILKSHAKEを購入し今回のカスタマイズの先にあるさらにバカな計画に向けてKさんの自宅へと送りました。

その8 買い漁り

それからというもの楽天やヤフーオークション、それにショップなどで中古やバーゲンのダンエレクトロを見つけては、それはもう何かに取り憑かれたように買い漁りはじめました。
完全に中毒です。
しかもことあるごとに「ダンエレクトロのMINIシリーズは凄いぞ」とまるで広報かなにかのように言っていました。
初心者でエフェクターが欲しいと相談されればダンエレクトロを勧めていたくらいです。
そして、ある計画を思い付きました。

その7 爆音

私のバンドは異常な音量の爆音バンドです。
特に当時のベースのアンサンブルを無視した異常な音量は全ての音を掻き消していました。
そんな音量の中で自分の音を聞こえるようにするには、エフェクターも吟味しなければいけません。
今まで何十個というエフェクターが「オーディション」されて落ちていきました。
過度の期待をせずにスタジオの2段積みマーシャルで音を出してみると自宅のトランジスタアンプで鳴らすよりもいい音です。
それに普段使っているエフェクターとも互角に張り合います。
そう、ダンエレクトロは、私のバンドでは見事に合格したのです。

その6 懐疑

まだ油断は出来ません。
いくら家で良い音だからといって素晴らしいエフェクターだというのは時期尚早です
スタジオの大音量の中で鳴らしてみて、初めて真価が問われるというものです。
PASTRAMIとMILKSHAKEを持ってバンドの練習に出かけました。
この日、私はこのエフェクターの本当の姿を見せつけられることになります。

その5 ハマる

鼻がポッキリ通れたままCHIKEN SALADの音を出したのですがヴィブラート自体初めてだったので、よく分からないままでした。
しかし、バーゲンとはいえ2,500円程度で充分遊べるヴィブラートを入手したのは事実です。
もしや!
そんなことを思い、やはりバーゲンで叩き売られていたPASTRAMI(オーバードライブ)を「赤いから」という理由で注文しました。
注文の翌日には届き、早速音を出してみると予想以上に素直で使いやすいサウンドにさらに驚きました。
私のメインのエフェクターボードには個人工房にオーダーで作ってもらったTS系のオーバードライブが鎮座していました。
そのオーダーメイドのオーバードライブやXOTICの歪みにも引けを取らない音を出す2,500円。
驚きながらも最後の試練がダンエレクトロには待っていました。

その4 鼻ポッキン

グヤトーンのコーラスとMILKSHAKEは同じ日に届きました。このときMILKSHAKEと一緒にCHIKEN SALAD(ヴィブラート)を買っています
早速音を出しです。
最初に試したのはグヤトーン。
私の家のアンプでは気になるくらいのノイズが乗ります。しかもエフェクト音もあっさりとしすぎていて幅が狭く、私の好きな音ではありません。
ダメだな、こりゃ。
そんな気持ちのままさらに期待をせずにMILKSHAKEで音を出してみました。
ノイズもなくビックリするほどクリアでサウンドも幅広く私の求めている音が出るのです。
今までとんでもない額を出してコーラスを買い漁っていたのに....。
スノッブで伸びきった鼻がポッキリと折られました。

その3 スノッブ

このころの私は、すっかりコーラスバカになっており、ヴィンテージから現行品まで、デジタルアナログを問わずにいろいろと買い込んでは試していました。
お気に入りは、TC Ectoronicの CHORUS+、YAMAHAのUD-Stomp、Electro Harmonixの DELUXE MEMORY MANとSmall Cloneなどでした。
バカ高いエフェクターを使っているので、ダンエレクトロをバカにしていたのは目に見えています。
グヤトーンにだってなんの期待もしていません。
そう、私はスノッブで偉そうな全力で嫌な野郎なのです。

その2 再会

今年(2007年)に入って、メインのコーラス(TC Ectoronic CHORUS+)とは別に発信ファズのために小さなコーラスが必要となり、いろいろと物色をしていました。
アリオンやベリンガーは避けたいと思いながら楽天で検索してみると、半額以下で叩き売られていたMILKSHAKEを見つけ「小さくて軽くて安い」という理由だけで購入します。
同時にヤフーオークションでグヤトーンのマイクロコーラスも購入しました。
そう、この時点では、まだダンエレクトロには何一つ期待していなかったのです。

その1 出会い

2002年2月7日、ヤフーオークションでTunaMelt(トレモロ)を安いという理由だけで落札したのが最初の出会いです。
しかし、当時はまともなアンプも持っておらず、そのうえバンド活動もしていなかったので、「あーこれがトレモロの音ねー」っていう感じでした。
そう、このころの私はまだダンエレクトロの魅力がわからない馬鹿たれだったのです。