永遠のボヘミアン

大好きなケヴィン・エアーズが、フランスの自宅で誰にも看取られずに去って行ってしまった。

枕元には「燃えなければ、輝かない」というメモがあったそうだ。

ケヴィンを知ったきっかけが、当時プレイヤー誌で連載をしていた下山淳のコラムだったか、ギターマガジン誌に載っていたオリー・ハルソールのインタビューだったかは忘れたけど、私がケヴィンを初めて聴いたのが、’88年にリリースされた「Falling Up」。
聴いたのは、たぶん90年とかだと思う。

だから88年の九段会館での初来日は観ていない。

93年の二度目の来日も観ていない。
でも、この来日の1週間前にハルソールが死んでしまいショックだったのは覚えている。

それから9年、日本でほとんどニュースが入ってこないところに突如ケヴィン来日のニュース。

初めて聴いてから12年、その間に手に入るアルバムはほとんど手に入れ聴いていた。
凄く嬉しくて、ワクワクしながらチケットを取り、今は亡きトリビュート・トゥ・ザ・ラブジェネレーションに観に行った。

2002年03月01日と2日。

正直、二日目の出来は良くなかった。二部構成で、最初の40分は音も演奏も酷かった。
アンコールもマネージャーがステージに出てきて「疲れたからやらない」と伝えて終わりというフリーダムさ。
そんなところも魅力だったし、良く悪くもロックの自由さを見せてくれていた。
それにケヴィンがステージに立って歌っていることが凄く嬉しかったし、「Mey I」や「Lady Rachel」が生で聴けるなんて夢にも思ってみなかった。

2002年03月03日(日)00時29分35秒のコラムにも書いてあるけど、このとき当時の彼女を通訳にして楽屋でケヴィンと会っている。

凄く優しくて素敵だった。
そして「来年も来るよ」という言葉を信じて次の来日を待っていた。

翌年、ケヴィンの来日のニュースはなく、2004年に4度目の来日。

相変わらず出来不出来の差が激しいライヴだったけど、日本に来てくれただけでも嬉しかった。

3度目の来日公演時に思ったのが、立川談志家元が晩年の古今亭志ん生を評した言葉。

「舞台の上に寝かせておいてそれをみんなでそっと見ているだけでも素晴らしい芸だしファンもうれしいはずだ」

私の中で「ケヴィン・エアーズ=古今亭志ん生」という公式ができあがっていた。

居てくれるだけでいい存在。

ストーンズのようなスタジアム級のバンドの「老いへの抗い」を観ていたりすると、スタジアム級のステージとは無縁でもケヴィンのいい加減で、デタラメで、自由で、何者にも縛られない活動は本当に素敵だと思った。

でも、93年にハルソールという片腕を失ってから、全くアルバムを出していたかったし、ある意味ヤル気はなかったのかもしれない。

素敵な音楽を沢山ありがとう。
素敵なステージをありがとう。
素敵な言葉をありがとう。

私は、ケヴィン・エアーズというミュージシャンと同じ時代に生きられたことを、幸せに思います。

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以下、Mixiコミュニティから畑に猫さんが訳したロバート・ワイアットの追悼文の引用。

50年ほど前、イーストケントに髪の長い奴がもう一人いるよ、と誰かが教えてくれたんだ。それでそいつに会うべきだろうと思った。仲良くなれるだろう、とね。実際会ってみたら、やっぱり仲良くなったよ。kevinは若者向きの曲を書き、驚くほど深い声でもって歌っていたんだ。

Kevinの持っていた数少ないレコードにはAstrud Gilbertoやアコースティク・ジャズ・ギタリストのCharlie Byrdなんかがあったな。彼はOscar WildeやLouis McNieceを讃えていたよ。彼の書く曲はしゃれていて、心を打つものがあったんだ。

Kevinと我々数人で、自分たちの曲だけを演奏するグループを結成することにした。(William Burroughsの許可をもらって)Soft Machineと名付けたんだ。Kevinとは’68年の終わりまで一緒に演奏したよ、いろんなかたちでね。

その頃までには我々は器楽的なバンドになっていて、Kevinはベースを担当していた。でも彼は以前のように歌を作りたくなったんだ。そしてその結果、「Joy of a Toy」をはじめとする一連の素晴らしいレコードが生まれたわけだ。

1970年には私はKevinの新しいバンド、The Whole Worldで何度か演奏した。Kevinと一緒に演るのはまるで日向ぼっこをしているかのようだったよ。彼はおかしくて、賢くて、ゆったりとしているやつだったな。あの時代にKevinと一緒にやれて本当にラッキーだと思うよ。さようなら、Kevin。

Johnny Winter 初日

ジョニー・ウィンターの来日公演初日を観に行った。
67歳になっての初来日。
本当に来てくれるなんて思ってもみなかった。
ステージに必要以上に猫背のジジイが出てくると、ステージ中央に置かれたいすに座り、ヘッドレスのレイザーでバリバリとギターを弾きまくる。
指がたまにもつれるけど、演奏は紛う事なきジョニー・ウィンター。
嗚呼、俺はずっとあなたを待っていたんだよ。
そう思っている人は多かった筈だ。
ブルース的なものから離れて随分経つけど、やっぱりジョニー・ウィンターは格好良いなぁ。
ヘンドリクスやレイ・ヴォーンよりも好きだもんなぁ。
クラプトンは論外ね。
あれ、ブルースでもなんでもないし。
もう二度と見られないと思うので、明日、明後日も会社を早退して行ってきます。

行方不明 20100627

久しぶりの行方不明のライヴ。
今回で主任のヘルプは終わりなので、約1年ぶりに観に行く。
ギターとベース兼ヴォーカルのいらないバンドの救いようがないくらい面白くない演奏のあとに行方不明が登場。

ハプニングがあったりもしたけど、やっぱりこのバンドは面白い。
音に関して本人達は気にしていたけど、ライヴという現象を考えると充分な音だし、去年観た三軒茶屋のライヴのように一律に同じ音にされているよりもよっぽど良い。
行方不明のなにが好きなのかと考えたときに「普通に音楽をやる」ということだと思う。演奏や曲のレベルは、そこらへんのバンドはそうそう適わないと思う。でも、そういったことを「いかにも」的にやっている連中と違い、普通にエンターテイメントが出来るのは、素晴らしいと思う。
お客さんが少なかったのが残念だったけど、この空気を体験共有できたのは嬉しい。
正直、金銭的理由から主任が参加をした行方不明を追いかけられなかったけど、今後もお金が許す限り行方不明のライヴは観に行きたい。

これはこれで良いんだよ。

きーぼっくさんが参加をしているアコギサークルのライヴを観に行った。
会場は実家から5分の地区センター。
会場からしてライヴというよりも発表会という言葉の方がピッタリ。
で、9人いたメンバーで、きーぼっくさん以外はこんな評価。
・ヴォーカル
キャラは立っていたけど、往年のクリスタルキングを残念にしたような歌いっぷり。
・リズム隊
音が小さすぎて、居ても居なくても変わらない。
・ブレードのテレキャスター・シンラインを持った人(なんでアコギの界なのにエレキなんだろう…)
終始チューニングが狂っていて、ディストーションを掛けると歪ませすぎて音が通らなくなるし、コーラスの声もハズしまくり。
あと、ギターのメンテナンスはちゃんとしましょうってくらいノイズ出しまくり。
・一番上手側に居た一番目立たなかったアコギの人。
取り敢えずがんばっていたみたいだけど、音が聞こえない。
・フラットマンドリンと、アコギで参加の親子。
会長がMCをやっているのに、チューニングの音など、よけいな音を出してうるさい。
・会長
全ての音を掻き消すくらい音がデカすぎて、アンサンブルをぶち壊している。
そんなだったので、きーぼっくさんのピアノの音が全然聞こえなかった。
曲もアレンジは甘いし、全員リズム感は怪しいしで、ビックリするくらい酷い演奏。
でもね、贔屓目なしに観ていて楽しいんだ。
下手にキャリアがあってテクニカルだとか勘違いしている連中のライヴの数百倍楽しい。
みんなひたむきだし、一生懸命演奏しているのが伝わってくる。
見ているこっちが冷や冷やするような演奏は、「誉められたい」とか「上手く見られたい」とか、そういう下らない雑念がないの。
本当に音楽に対して真摯な姿勢を感じるし、きーぼっくさんは今までで一番リラックスをして楽しんでいたようにも見えた。
観ていて、自分が初めてステージに立つ前を時期を思い出したりした。
下手だし、問題は山積みなサークルの発表会だと思うけど、これで良いんだよ。
だって、観ていてこんなに楽しいライヴって、そうそうないじゃん。

大損ウェルズ

最近、何で今までこんなに格好良いバンドを聴かなかったんだ!と後悔している。
Yeah Yeah Yeahs、No Doubt、The Bird and the Bee、The Sundays、Stina Nordenstam、奥華子なんて、知らなかった時間がとてつもなく損した気分にさせられる。
で、洋楽ばかりじゃなんだからと、最近人気のありそうな日本のバンドを聴いてみる。
CMで見かけたバンド二つと、見ていたアニメのエンディングのバンド。
まずは「制服バンド」というロリコン心をくすぐるSCANDALの「少女 S」
音作りはクリアーで良いッスね。
でも、聴いたあと印象は何も残らない曲。
聴いて損した。
次にヴォーカルが城源寺くるみに似ていて可愛いStereopony「泪のムコウ」
ヴォーカル細いッスね。
こんなに細いと、ライヴは、相当苦労して歌っているかバックの音は相当小さいんだろうなぁ。
王道歌謡ロックで、美奈子・ウィズ・ワイルドキャッツを思い出させるなぁ
これも聴いて損した。
貴重な時間を無駄にしたことを後悔しながら、最後にGRE YOU ASSHOLEの「Pinhole」を聴く。
上の二曲は、途中で投げ出したけど、この曲は最後まで聴いた。
この手のヴォーカルは苦手だけど曲とのマッチングが不思議な雰囲気を醸しだして面白いと思う。
他の曲も聴いてみようっと。
やっぱり洋楽中心に聴くことになるなぁ。

大後悔

このところ、David Byrne & Brian Enoのアルバム「Everything That Happens Will Happen Today」があまりにも素晴らしいので毎日聴いている。
とても美しいメロディに感動したほど。
他人がどう評価しようが知ったこっちゃないけど、このアルバムは傑作だ。
こんなに良いアルバムなら発売してすぐに聴いていれば良かった。1年も聴いていなかったなんて物凄く損をした。
大後悔。
聴いていてふと「イーノはロキシーのみんなとこんなアルバムを作りたかったのかなぁ」なんて思ったりして。
あー、明日も聴きながら会社行こうっと。

ビートルズリマスター

バンドで2曲も演奏しているのにビートルズは全然興味がなく、ストーンズは好きで全てのアルバムを持っているのにビートルズは今までサージャントペパーズとジャケットがセピア色で初期の頃の未発表みたいなアルバムの2枚しか買ったことがない。
しかも、ラトルズはハルソールが全編ギターを弾いているので飽きるほど聴いていたのに、ビートルズのアルバムをまるまる聴き込むということすらしたことがない。
そんな罰当たりな私が今回のリマスターを入手したので聴いてみる。
特にたくろさんおじさんが大絶賛していたモノラルは期待大だ。
で、まずは「Tomorrow Never Knows」でモノラルとステレオの比較。
しかし、選曲が相変わらずだね(笑)
ステレオの方が音の洪水としては左右からいろんな音が溢れだして美しいとは思うけど、モノラルは音が固まりとしてのぶつかってくる感じがするし、ステレオよりも生々しい。
次に「Blackbird」。
ステレオのアコースティックギターの広がりも良いんだけど、モノラルの歌とギターの一体感が気持ち良い。モノラルを聴いた後にステレオを聴くと、歌とギターが分離されている感じがする。
最後は「A Hard Day’s Night」。
モノラルでイントロに入る一発のコードストロークから歌に入ったとき聴き込んだこともないのに「あ!ビートルズってこういう音だったよね!」という懐かしさがあった。
全てを聴いた訳じゃないので、今のところ音の生々しさという意味では、モノラルの方が好み。
生々しさを別の言いかたにしたら「コンサートホールとライヴハウスの音の違い」とでも言えばいいかな。
これからのんびりと聴いていこうっと。

最近の愛聴盤

通勤時に聴いているアルバムです。
・「It’s Blitz」Yeah Yeah Yeahs
・「The Singles (1992-2003)」No Doubt
・「The Bird and the Bee」The Bird and the Bee
・「Live 1983-1989」Eurythmics
女性ヴォーカルものばっかり(笑)
Eurythmicsは懐かしさで聴き始めたけど、これがハマるハマる。
来週は、ジュリアン・コープを聴こうかな。
あ、前に書いたイタリアンプログレは、サクッと挫折しました(笑)

気が付いたこと

今までまるっきりハンク・マーヴィンを聴いたことがないことに気が付いた。
ブリティッシュ・ロックで、重要な位置を占めるギタリストの筈なのに、15年くらい前のサーフミュージックがマイブームだったときもシャドウズは聴いていなかった。
そんな訳で、夏らしく最近はシャドウズを聴き始める。シャドウズがバックで演奏をしていたクリフ・リチャードも聴こうかな。
ちょっぴりだけ聴いた感想としては、ブリティッシュらしくブルース・フレーバーがないのは当然として、苦手なカントリー臭がしないのが嬉しい。どうもアメリカンのカントリー臭が苦手。
この夏は、シャドウズを聴きまくろうと思う。

画一的

昨日は、またしても相変わらず行方不明のライヴに行く。

シールドの接触が悪かったりといったアクシデントがあったけど、演奏としては良い出来だったと思う。
ただし、全体の印象としては60点だった。演奏自体は80点くらいだと感じたけど、ライヴハウスのミキサーのせいでマイナス20点。
MKCさんは喉を絞る感じで歌う。その歌い方だと声が通りづらいのは仕方がないけど、まともなPAのない立川や無力無善寺やLooseVoxでは、きちんと聞こえていた歌声が、何を歌っているのか分からないというのは辛い。
それにローからハイまで万遍なく音を出している主任の音からミッドをそっくりカットしてしまっていた。
ミキサーに関して思ったのが、行方不明も合わせて5バンド全てが同じ音。
結局、トリでイベントの主催者だったHELSINKI ON THE BEACHの音に全てを無理矢理はめ込んだだけのような音だったし、どれだけのエフェクターを使ったか分からないけど、各バンドの良さを引き出せないミキサーの居るライヴハウスなら出ない方がマシだな。
他の共演者の感想。
ドラムスボー
ソロのお兄ちゃん。
先ずは、ギターをループで3つほど重ねてそれに合わせてドラムを叩くという「独りマイク・オールドフィールド」。
そのアイデアが素晴らしいと思ったのと、曲の構成力や客が飽きはじめる寸前で曲を終える絶妙さ。
次回も見たいと思った。
かたすかし
ギター・ヴォーカルの女の子とドラム・ヴォーカル男の子のデュオ。
音は80年代のハードコアパンクで、ガーゼみたいな感じかな。
今の自分には辛い音楽だけど、とにかくMCが秀逸。
あれだけ人を惹きつけて楽しませる攻撃的なぼやき系MCは、MC集のCDを作って欲しい。
SISTER PAUL
ベース・ヴォーカルとドラム・ヴォーカルのデュオ。
正直、ファズ・ベースが飽きる。もっと音色にバリエーションが欲しかった。
それと、ずっとユニゾンで歌っていたけど、それにも変化が無く聞いていて飽きてきた。
このバンドもヴォーカルが喉を絞る感じで歌っていたので、歌詞が何を歌っているのかまるっきり判らなかったのが残念。
HELSINKI ON THE BEACH
申し訳ないけど、このバンドの魅力が判らない。
人によっては好きな音楽なんだろうけど、自分には魅力を感じなかった。
あ!そうそう、MKCさん、今回フェイザー掛けすぎっす!

練習しないといけないのに

明後日ライヴなのにYouTubeで、TENSAWのライヴを観てたりして。

2005年の再結成ライヴの物らしいけど、1988年の汐留PITの時のほうが格好良いなぁ。
今年の再結成ライヴは観に行けなかったんだよなぁ…。
だんだんSAYBOWがダチョウ倶楽部の肥後さんに見えてくるぞ(笑)
さて、練習しようっと。

非常に残念

今日は、oudonさんのライヴに行った。
oudonさんの言い訳や妥協抜きのストイックな練習には本当に頭が下がるし敬意を表せる。
でも、見た感想としてはミュージシャンの居ないただのプレイヤー集団という印象。
各メンバーはテクニックはあるし難しい曲を弾きこなしてはいるけど、曲を自分の物にしていないうえにバンドサウンドになってない。
「本当にその音色で良いの?他のパートと音被ってるよ」とか「リハーサルでステージから降りて音量や音色をチェックした?」ということを訊きたくなったりもした。
それと、内輪ではない自分にとっては、曲間の長いMCも「音楽を聴く」という集中力を殺ぐだけだったし、ハイラム・ブロックに捧げたであろう退屈なギターソロにも必要性を感じなかった。
客を楽しませようというのは伝わってきたけど、サービス精神の空回りにしか感じない。
我慢して2部目を見ようかなと思ったけど、「我慢」という言葉が自分の中で出てきたので、2部構成の1部終了時点で、失礼を重々承知の上で帰った。
もし、曲順やMC入れる場所や長さなどの構成を工夫をしたら、とても楽しめるライヴになった可能性が大きかったので非常に残念でならない。
一番楽しそうにプレイをしていて印象的だったパーカッションの人の音が聞こえないことが多かったのも残念だった。
次回は、こんな生意気で偉そうなことを書いている私を叩きのめすくらいのライヴを見せてくれると期待しようっと。

2009.06.21 行方不明

主任が参加をしてからの行方不明を無力無善寺で観た。

前と比べると、ソリッドでハードになった印象。
以前のドラマーのときは、ギターもベースもガンガンに弾いていたけど、主任がドラムになってからは余計な音を弾かないで済んでいる感じ。
以前演奏していた曲もアレンジを変えて演奏していたけど、よりストレートな音になったと思うし、それが以前よりもハードになったと感じる部分かもしれない。
曲順や選曲もダレることがなく、観客をグイグイ引っ張っていく感じがする。
前回観たときとは別のバンドかと思うくらい数段にレベルアップしている。
次も楽しみだな。
ところで、前回の行方不明のライヴで共演をし、仲間内では話題となっていた中道Kさんを目の前で観ることになった。誰かの真似ではないオリジナルだとは思うけど、もう少し曲を聴かせるための要領よさは必要だと思った。アイデアややりたいことが見える分、ある意味勿体ないかなと感じた。
そんな訳で、結構充実をしたライヴでした。

いってらっしゃい祭り!

昨日は、元60/40で、現野蛮童のSUEKICHIさんの島根移住、野蛮童のベースのビュッフェさんのドイツ移住記念ライヴ「いってらっしゃい祭り!」に行ってきた。
15時から23時までのタイムテーブルで、20組のミュージシャンの出演という無茶なイベント。
正直に言えばSUEKICHIさんと下山淳以外は見る気がなかったので、途中は食事に行ったりしようと思っていた。
でも、出てくるミュージシャンが、たった15分のステージとはいえ見逃せないくらい面白くて、結局終電ギリギリまで店を出ないで飲みっぱなしで見ていた。
プロ・アマ問わない出演者は、みんな「さすが!」という人たちばかり。
へたくそや60/40の曲を熱唱するSUEKICHIさんが、メチャクチャ格好良い。特に60/40のときは、あまりの格好良さと生で聴けた喜びで泣きながら見てしまったほど。
本当に日本では稀有な存在だと思う。
場を提供し、決してリスナーを退屈させない。
簡単そうで意外と難しかったりする。
ライヴハウスも普段はDJがメインらしく、8時間半も居たけど耳が全然痛くならないミキシングは流石だと思った。一度出演してみたいな。
そういえば、SUEKICHIさんに挨拶をしたとき、会場の人たちに「野蛮童のロゴを作ってくれたひと!」と大声で紹介されてとても恥ずかしかったけど、SUEKICHIさんをはじめメンバーが携帯の待ち受けにしてくれていたのは、とても嬉しかった。
自分はただ、勝手にイラストレーターで清書しただけなんッスけどね(笑)
時間が押していたこともあり、終電ギリギリで帰ることになったけど、本当に楽しくて温かで優しいイベントだった。出演者やライヴハウスを見ていると、SUEKICHIさんの人柄が良く出ていたと思う。
清志郎は死んだけど、日本には未だSUEKICHIが居るじゃないか!と、心底思ったライヴでした。
そういえば、酒の力を借りて高校生のときから大好きで、日本人ギタリストの中では一番影響を受けている下山淳に話しかけ、握手もしてもらったりしたけど、あまりの緊張に体温が一気に低くなった(笑)

老いる前に逝った

2日、癌性リンパ管症で忌野清志郎が死んだ
これがチャボだったら落ち込んでただろうけど、なぜかショックや悲しさはない。
17のときに1ヶ月ほどホームステイをしたとき日本語が恋しくならないよう持っていったテープの中に頭脳警察やはぴいえんどと一緒にアルバム「初期のRCサクセション」があった。
RCのなかでは一番聴いたアルバム。
「2時間35分」や「ボクの好きな先生」、それに「国王ワノン一世の歌」は、大好きな曲。
19くらいでチャボのソロ「仲井戸麗市Book」を聴いてRC以上の衝撃を受けてからは、RCは全然聴かなくなった。
実際、清志郎のソロは興味もなかったし、特に「Covers」でのつまらない替え歌で大嫌いになった。
未だに良さがわからないブルーハーツのパチモノやってどうするんだよという気持ちだった。
だから、新聞に大きく取り上げられていた癌報道も「大変だなぁ」くらいにしか思っていなかったし、復活したことも癌が再発したことも知らなかった。
でも、RCに影響は受けているのは確か。
良いミュージシャンが居なくなるのは、やっぱり寂しい。

くっそ!!!

今日、K藤のおじさんのところに行ったら、行方不明のリハーサルの音源を聴かせてもらった。
すげー!
今までの行方不明とは、レベルが全然違う。
主任が叩くことによって、表現力が数段上がっている。
3月22日の新生行方不明のライヴは、新婚旅行中なので見られない。
悔しいぞ。
観に行ける人たちが、とてつもなく妬ましい。
そんな訳で告知です。
行方不明のライヴが3月22日にあります。
場所は高円寺の無力無善寺
詳しくは、行方不明のサイトで確認してください。
sarutakaさん、うちのバンドよりもこのバンドを観に行くことを勧めます。

待ってます。

行方不明が活動を休止した。
残念だ。
MKCさんの軽快で飄々とした歌いっぷりと恐ろしいほどのテクニック、ベースのスピード感溢れるパッセージ、岩永さんの歌心のあるドラミング。
いつも難しいことを、さも簡単そうに演奏している。
よく「このメンバーにしかないマジックがある」というけど、行方不明はこの3人じゃないと本当にダメだと思う。
どうせ活動休止をするのなら、ぐうの音も出ないような物凄いクオリティのライヴをやってから休止して欲しい。前回のライヴで休止なんて納得できない。
俺を叩きのめしてくれよ。
岩永さんの企画を全面的に否定してしまったので嫌われていると思うけど、活動を再開したときには何があってもライヴを観に行きたい。
活動再開を切に願っています。

ξ

昨日は、MKCさんのバンド行方不明のライヴに行った。
率直に言って今までで一番出来が悪くガッカリだった。
一番初めに思ったのが曲順。流れがなくアップ→スローの繰り返しで、ノリきれなかったし、正直ダレた。
また、2番目に出たトリオ△トリオを相当意識したのか、クリムゾンのような曲を演奏していたけど、今までのような軽快なノリの曲で統一した方が良かったと思うのと、今まで演奏していた曲のアレンジを変えてたのは、行方不明の良さを殺していた。
結局、アンコールも含めて11曲をやって一番面白かったのが、突然のアンコールにシドロモドロで演奏していた「プライド」。この曲が一番ウケが良かったように思えるし、今回一番行方不明らしい演奏だった。
演奏自体、客席ではなく別の方向を向いていたとしか思えない。
特にトリオ△トリオの後に出るというプレッシャーもあったかもしれないけど、トリオ△トリオが客席に対してきちんと演奏をしていたことと比べると、喰われて当然だと思うし行方不明ファンとしてはとてもガッカリだったとしか言いようがない。
去年の立川や聖蹟桜ヶ丘のようなライヴを演っていたら喰われることもなかったのにと思うと、行方不明ファンとしてはとても悔しい。
最も印象的だったのが、いつもは楽しそうなMKCさんが、とてもつまらなそうに演奏をしていたこと。このことが全てを象徴していると思う。
他人様の企画にとやかく言うのもどうかと思うけど、敢えて書かせてもらえば今回のライヴで一番気になったのが「客の不在」。
出演者とコンセプトとのギャップや客席の悪い意味での内輪ノリは、ハッキリ言って失敗だったと思う。
生け花やお香や写真の展示は、あのキャパのライヴハウスでは邪魔。
会場が狭ければ狭いほど音だけで充分に楽しめると思うし、客は音楽を楽しみにしているのであって、余分なギミックは必要ないと思う。
ライヴを楽しむのを殺ぐ要素ばかり目立った。
本来対峙しなければならない客に向かないでどうするんだろう?
前座の凡庸なコピーバンドも必要なかった。ガナるだけのヴォーカルにツメの甘いアレンジは聴いていて辟易したし、今回の出演したバンドの中では全ての面で浮いていた。
あの時間があるなら、もっと行方不明とトリオ△トリオを聴きたい。
AKASHICのギターの人のバンドということだけど、AKASHICに専念した方が良いと感じるし、AKASHICと違い二度と見たくないというのが率直な感想。
トリオ△トリオは、演奏のクオリティ、エンターテイメント性、全てが素晴らしく楽しめた。曲はXTCのようにポップで、歌詞がザッパのように下品というのも素敵。
会場にいた子供にウケていたのを見て、心底凄いと思った。
ただ、曲の中に時折入るパロディは、人によっては好き嫌いが別れるかもしれないけど、私としてはアマチュアリズムとして受け入れられる範囲。
これほどAMラジオが似合うバンドも珍しいと思うし、つくづく「音楽はルックスじゃないね」という失礼な感想も抱いてしまうくらいハートを鷲掴みにされ、会場で売っていたトリオ△トリオのCDは全部買ったほど。
それにしても行方不明は前回もそうだけど、前座が最初の立川以外はダメだな…
あ、うちのバンドも前座だった(笑)

追っかけ

行方不明のライブを観に行った。
今回は、前座で大学生のスカバンドが出るということだったので、出来るだけ遅くお店に到着。不幸にも前座が演奏中。2曲とはいえ聞いてみると、あまりのつまらなさに物を投げたくなった。
学芸会なら学校でやってろよ、タニシ。身銭を切ってからステージ立て、ボケ。
こんなのが前座なら、うちが演ったほうが良かったよなぁ。
そして行方不明のステージ。

去年の12月以来なので半年ぶり。今年は行方不明を追いかけようと思っていたので、メンバーの次に待ち望んでいたライヴ。
復活をしてからの3回は全て見ているけど、今回が一番良いステージだった。
格好良いなぁ。
コブクロとかのメジャーなバンドしか聞いたことのない彼女が、満面の笑みでステージを観ていたのと、「行方不明の音源ちょうだい」と帰りの電車で言っていた。たぶん私のバンドのライヴを見てもそんなことは言わないんだろうなぁ(笑)
ただ、最後の曲でスカバンドのホーンとの共演は余計だったと思う。バスドラに掻き消されるような音量の下手なホーンだもんなぁ。せっかくの良い演奏が台無しだよ。
やっぱり余計なゲストやセッションはやらないで、行方不明のステージとして完結して欲しかったなぁ。
なんて言っているけど、このバンドは遠くまで観に行く価値が充分あるバンドなので次回も必ず観に行こう。

Blues

先週、主任が共演するということで、三上寛さんのライヴを観に行った。
ステージは三部構成で、三上さんのソロ、アコーディオンの鈴木常吉さんのソロ、そして三上さん(vo,g) 鈴木さん(アコーディオン) 広沢哲さん(sax) 主任(ds) というもの。
三上さんのソロは、その存在感と有無を言わせぬプレイに圧倒をされる。そしてワン&オンリーのようでいて数年前に観たときとは弾いているフレーズがまるっきり違う。
鈴木常吉さんのソロは、情景が目に浮かぶ歌詞とアコーディオンの音色のミスマッチが面白く、特に歌詞はつげ義春のような感じでとても楽しかった。
そして、バンドとしての演奏。

三上さんの弾くフレーズに反応して演奏をしていくステージは、テンションが高く圧倒されるほどの緊張感。
主任は、憧れの人との共演で、いきいきとプレイをしているし。
しかし、主任はどこに行っても音がでけーなー(笑)
聴いていて、主任が「これからの2年を音楽に賭ける」と言っていたのを思い出した。
本当は結婚なんてしている場合じゃないんだよな。主任の意気に応えなきゃいけないのに、何やってるんだろうと思ったりもする。
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三上さんにしても鈴木さんにしてもレコード会社によって形式化される前のブルースを思い出す。
形式やジャンルでしか音楽を理解できない人間には判らないんだろうな。
とにかく格好良いライヴでした。